パイクスピークに登場した「EVコンバート」ポルシェ911が話題に。「6気筒エンジン」を「6発モーター」に入れ替え、純正トランスミッションへと入力

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| そしてリアフェンダーはとんでもなくワイド |

今年のパイクスピーク・ヒルクライムに「エレクトリック911」が登場したと話題に。
「エレクトリック」というと、今年はフォルクスワーゲンが7:57.148を記録して世界を大いに沸かせたものですが、モータースポーツにおいても徐々に「エレクトリック」へとシフトするのかもしれません。

なお、この「エレクトリック911」を製作したのはクリストファー・レノン氏。
同氏は(エレクトリックではない)空冷エンジンを積むポルシェ911にてクラス優勝を経験したことがある人物だそうです。

単に「911をEVにコンバート」しただけではない

このエレクトリック911の面白いところは、単に「電動」にしただけではなく、911へのオマージュが感じられるところ。
オーナーのクリストファー・レノン氏がこれまでポルシェ911とともに走ってきたということもありますが、「911の魂」を守りたかったということもわかります。

そしてその「魂」とは、「6発」というパワーソース。
これまでの水平対向空冷6気筒に変わってリアに鎮座するのは「6つの」エレクトリックモーターです。

この6つのモーターのパワーをチェーン駆動にて一つの軸にまとめ、それを911のトランスミッション(この配置も変わらず、トランスアクスルレイアウトを維持)に入力する、という方法を採用しているわけですね。

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なお、エンジンルームは大きくパネルをカットされ、ストラットやリアバルクヘッドも除去されていますが、その代わりにロールケージが組まれ、リアサスペンションのアッパー部はロールケージへと移動。

見たところバッテリーは「後部座席があったところ」に配置されているようですね。

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こちらは運転席。
コントロールモジュールっぽいものが助手席にあり、バッテリーが積まれていると思われる後部座席スペースとは隔壁にて仕切られています。

シフトノブ、そしてリンケージが見えるので、もとのトランスミッションの変速機構は「生きている」のかもしれませんね。

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車体全景はこんな感じ。
フロントホイールは993世代のものを装着しているようで、リアフェンダーは大きく拡張され、ホイールも「ディープ」リムに。
車体後部はかなり上がっているように見えますが、これはヒルクラムを走るというセッティングの都合上なのかもしれません。

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そしてリアウインドウはストラップ固定となり、エンジンフードのルーバー部分は取り外されて「ビニール」に。
気圧差で剥がれないかはちょっと心配です。

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リアサイドウインドウもビニールに置き換えられ、エアを取り込むべく形状が改められています(風圧で飛んでゆきそうですが、パイクスピークのクラス優勝者が作ったクルマなので、そのあたりの強度は確保されていると思われる)。

ほかにもけっこうある、EVへとコンバートされた車両たち

なお、「EVへのコンバート例」は意外に多く、過去にはフェラーリ308をEVにコンバートしたクルマも。

EV推進派、アーノルド・シュワルツェネッガー氏も自身のハマーをEV化。

ホンダS2000をEV化したツワモノも。

こちらはEVならではのトルクを活かした、「エレクトリック・ドリフト86」。

なお、ジャガーは一部モデルを対象に、「エンジンをモーターに、ガソリンタンクをバッテリーへ」と置き換えるサービスを開始していますが、将来的には各自動車メーカーが”過去に発売したクルマのパワートレーンを(法律によって強制され)置き換える”時代が来るのかもしれません。

VIA:Jalopnik

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Source: Life in the FAST LANE.

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